こんにちはやっこです。
今回は『異例?契約から5ヶ月で金額200万円アップ!!一部変更合意までの軌跡』を記事にしていきます。
- タマホームです新築を検討している
- タマホームとの契約後の打合せ内容が気になる
- 注文住宅はどれだけ決めることがあるか知りたい
勢いのある住宅会社の筆頭ともいえるタマホーム!やっこも2021年4月にタマホームと契約しました。
我が家のタマホームとの契約から建物完成までの打合せ内容や工事内容を忖度なしでリアルにお伝えしていきます。
やっこは新卒から3年間大手住宅メーカーの営業を経験。間取りとか設備とか家に関することがホント好きで、今回の自宅建築にあたって住宅関連のことを調べまくりました。おかげで家づくりの知識をアップデートできている状態です。
まずは我が家に関する情報です。
- 商品名 木麗な家 Dパッケージ
- 床面積 39坪5LDK+小屋裏
- 太陽光発電4.5kw
- オール電化
- 瓦屋根
- 外壁 ニチハ fugeプレミアム
- 風呂 TOTOサザナ1620サイズワイド浴槽
- キッチン タカラ グランディア
- トイレ TOTO タンクあり
- 2021年3月上旬 土地購入(契約)
- 2021年4月末 タマホームとの請負契約
- 2021年5月末 土地引渡
- 2021年9月末 タマホームとの一部変更合意
- 2021年11月20日 着工
- 2021年12月22日 上棟
- 2022年3月 建物引渡予定
結論、我が家ではタマホームの契約後の打合せには不満が大きいです。それは営業担当の力量もあるかもしれませんが、会社としての体制に大きな問題があると思います。限られた人材の中で多くの棟数を処理しているのは分かります。せっかく良い家を安く提供してくれているので、とても勿体ないと感じました。今回はあくまで我が家の事例ということで、ご覧ください。
設計不在タマホームの打合せ体制
タマホームの打合せには設計が同席しません。全て営業担当を通して話が進んでいきます。間取りのアドバイスがほしければ営業→設計→営業という流れで直接話を聞くことはありません。
請負契約前:営業担当がメイン
請負契約後:設計士やインテリアコーディネーターがメイン
着工後:現場監督がメイン
請負契約前:営業担当がメイン
請負契約後:営業担当がメイン
着工後:現場監督がメイン
影響①
タマホームでは契約後も営業担当がが全ての窓口となることで設計の負担が減り、より多くの図面作成や見積り作成に時間を当てることで少ない人数で多くの契約受注に繋げているのだと思います。人件費削減です。
影響②
『他社よりも』営業担当によって家の出来上がりが大きく左右されるということです。営業担当の知識量が全て図面に反映してきます。
影響③
営業担当の負担がかなり大きく、伝言ゲームになるので質問の回答に時間はかかります。
請負契約後の打合せ頻度と内容
我が家の場合、毎週土日のどちらかは展示場で3時間程度の打合せをしていました。これは当たり前なのか…分かりません。もっと少なくできたかもしれません。請負契約を結んだ4月末から一部変更合意の9月18日までほぼ毎週このスケジュールで打ち合わせでした。
やっこは家のことが好きなので苦ではなかったですが、奥さんと子どもたはクタクタでした。
個別に打ち合わせの頻度や時間は違うと思うので、あくまでご参考に・・・
- 間取りと外観の確定
- 建物配置の確定
- 水回りのメーカーとオプション決定
- オプション精査・・・契約後の追加オプション200万
間取りと外観の確定
請負契約時の図面に沿って変更点を確認しながら間取りと外観を確定していきます。我が家はどちらも契約前に要望が反映された状態だったので大きな変更はないはずでした…。
間取りはほとんど変更なしでしたが、外観に変更がありました。
間取りの変更点
・2階の洗面スペースの向きを変更
・大きくとった収納を2つに分離
外観の変更点
・ベランダ全体に屋根をつけて巨大インナーバルコニーに!
・玄関ポーチに下屋をつけてポーチを少し拡張!
この2点の変更で屋根の形が変更になり外観の印象が変わりました。追加金額40万です!
配置の確定
我が家は南面道路で北側の隣地と高低差があり、市の条例クリアのため北側の境界からの距離を正確に出してもらい建物の配置を確定しました。
契約時とほぼ変更なしでした!
水回りのメーカーとオプション決定
契約した『Dパッケージ』に含まれているサービスを確認しながらまずはメーカー選定です。各社特典もそれぞれ違って、オプションを確認しながら、楽しみながら打ち合わせが進みました。
LIXILは選択肢に入っていませんでした。それだけLIXILの人気が高いのでしょう…
タカラスタンダード
商品:グランディア
特徴:ホーロー
選択特典:
・家事らくシンク特価4万or
・フラットレンジフードor
・パネルグレードアップ
クリナップ
商品名:ステディア
特徴:オールステンレス
特典:プラス12万円で
・ビルトイン食洗機浅型
・サイレントシンク
・洗エールレンジフード
エイダイ
商品名:?
特徴:高いデザイン性?
選択特典:
・薄型レンジフード+
・食洗機or人大シンクor
タッチレス水栓
どのメーカーも魅力的な特典で悩みましたが、我が家ではタカラスタンダードを選択。
選択理由
・ショールームを見学してホーローの掃除がしやすいことを体感してしまった
・友人がタカラスタンダードで働いていておすすめオプションを教えてもらえた
特典はフラットレンジフードを選択しました。
キッチンで採用した追加オプション 約30万
- 深型食洗機 約15万
- アクリル人造大理石のワークトップ 約5万
- スパイスニッチ(城東工業製) 約3万
- ホーローパネル延長(キッチン横90cm延長) 約3万
- たっぷり収納キャビネット(収納奥行アップ) 約2万
- うちにもホーロートレイ 約2万
タカラスタンダードといえば『家事らくシンク』という効率の良いシンクが人気で検討しましたが、通常と浄水器の水栓を2本納めるのがうまくいかず、我が家は不採用でした。オプション金額約9万円
また、請負契約時点で独立浄水器約3万とカップボードは別途約19万円計上されていました。
こちらもLIXILは選択肢に入っていませんでした。どれだけLIXILの人気が高いのでしょうか…
TOTO
商品:サザナ
特典:
・ホッカラリ床
・壁デザイングレードアップ
選択したのはTOTOです。
選択理由:
TOTOはエプロンが外れない構造になっていて掃除が不要だったため
ホッカラリ床に惹かれため
風呂で採用した追加オプション 0円
・ワイド浴槽に変更 0円
我が家は請負契約時点で浴室のサイズ変更1616(1坪)→1620(1.25坪)変更しましたが差額はありませんでした。
断念したオプション
・人造大理石浴槽 約9万円
反対に掃除負担軽減のため標準で付いている棚を外してもらいましたが、その分マイナスにはなりませんでした。残念・・・
機能や性能に大きな差はありませんでした。1.2階ともにTOTOを選択、『木麗な家』はタンクレストイレが標準ではないため、タンク一体型の手洗い付にしました。
トイレで採用した追加オプション 0円
設備の打ち合わせは家の打ち合わせをしていることが一番実感できて気持ちよかったです。
オプション精査・・・契約後の追加オプション200万
請負契約段階で550万円くらいオプションあったのでもうこれ以上は…。マイナスにできるものはないか検討しても出てくるのはプラスになる話ばかりでした。
- バルコニーの屋根と玄関ポーチの下屋を追加 約30万
- 1階全てと2階バルコニー窓を防犯ガラスに変更 約25万
- 各所にカウンター追加 約20万
- キッチンのオプション追加 約30万
- 収納内に可動棚設置4ヶ所 約20万
- 天井下地+壁下地多数 約17万
- 袖壁増設 割増分 約11万円
- 遮熱防水シートに変更 約6万円
- 小屋裏収納面積増加 約7万
- 洗濯物干金物追加 3ヶ所 約6万
- 玄関ポーチ拡張 1㎡ 約6万
- 2階収納を分割 約5万
- 2階に引戸を追加 約5万
- 玄関ホールと洗面室の床材を大建工業トリニティに変更 約3万
- 洗面横の壁をキッチンパネルに変更 約3万
- 収納内の中段+枕棚追加2ヶ所 約2万
- 1階引戸の高さ変更 約2万
- 玄関錠インターフェイス追加 約2万
バルコニーと玄関ポーチの屋根の追加と防犯ガラスへの変更は影響大でした。シャッター+防犯ガラスはオーバースペックかもしれません…
キッチンオプションで大きかったのは深型食洗機約15万、続いてアクリル人造大理石のワークトップ約5万で、残りは1〜2万がチリツモで増えたイメージです。
カウンターの設置は値段は張りましたが、造作家具と比較すると安く済みました。
設置箇所:キッチンカウンター、TVボードとして2段、1階スタディスペースとして1段、脱衣室、洗面台横
可動棚の設置をお願いすると一ヶ所あたり5万とかなりお高いので下地をたくさんお願いして、引渡後にDIYで棚をつける予定です。可動棚だけでなく、壁掛けTVやボルダリングウォール設置のための補強もお願いしました。
家の打合せしているとお金の感覚がにぶると言われますが、もはや『にぶる』というよりは麻痺して感覚がなかった感じでした・・・
設備関係のショールーム見学
タマホームから紹介があったり、オススメされたのではなく、妻が実物を見たほうが実感がわくというので、行ける範囲のショールームには、足を運びました。
見学した感想としてはショールームは近くにあるのであれば、極力行ったほうが良いです。やはり実物を見るのは大事!
- タカラスタンダード(キッチン)
- TOTO(トイレ・風呂)
- YKKAP(窓・玄関扉)
- パナソニック(照明)
土日希望のせいもあって、どのショールームも新型コロナ対策で事前予約制、予約が取れるのは約1ヶ月後でした。早めの予約が必須です!
どのショールームも丁寧に案内してくれて、実際の設備にをみれたので、オプション精査に非常に役立ちました。
特にパナソニックのショールームにあった照明の明るさ体験はダウンライトの適正な数や設置場所の参考になりました。(ちたみに今回の追加200万には含まれていません…)
2ヶ月の打合せが台無し・・・最終図面作成依頼1ヶ月後の屋根変更
当初2021年4月末のタマホームと請負契約上の引渡期日は2022年2月17日、詳細打合せ完了後の一部変更合意の期日は9月末でした。その時のやりとり
そんな先になりますか?できたら年内に引渡希望です!契約が多くて工事が詰まっているからですか??
日程はどんなに遅くてもこの日までにはお引渡をするという設定ですので、打合せが終わり次第前倒しして進めていきます。。
4月末の請負契約から、2ヶ月が過ぎ6月末にひと通り打ち合わせを終え、一部変更合意のための最終図面作成を依頼しました。
2週間程度で図面と見積が上がってきますので、7月中旬には一部変更合意を結べます!
頑張った甲斐ありました!これで引渡早まりますか??
そうですね年内なんとか引渡できるよう調整してみます。
図面作成依頼して1ヶ月後、待ちに待った図面と見積りが完成したと思いきや、タマホームの営業担当から言われた衝撃的な一言がこちらです。
今の屋根の形状では北側斜線の制限にかかってしまい建築ができません!変更を検討しましょう。
え??バルコニーに屋根を追加したくらいで、形状は請負契約当初から大きく変更はしてないのに??しかも、契約後3ヶ月経過してこのタイミングで…。そもそも今まで営業担当も設計もノーチェックで請負契約に至ったのか・・・
主に専用住居地域で南面道路の土地の場合に北側の家の日射取得のために、配慮しなければならないものです。
やっこ自身も北側斜線は気にしていましたが、何度も営業に確認して建物の配置をズラすなど調整していたので問題ないと信用しきってしまいました・・・
依頼してから1ヶ月も経過しているし屋根の変更は小屋裏収納の高さや広さにも影響するため、変更は営業担当だけではやはり不安。
最短で軌道修正したかったため、タマホームとしては本来同席しない設計担当、しかも支店の設計責任者の同席を依頼しました。
この状況でも、営業担当は最初同席を拒否しました。自分で何とかしようと考えたんですかね??
少し強めにお願いしてなんとか2週間後に設計責任者同席のアポを取り付けました。それでも2週間後っていうところがちょっと感覚ずれてましたね。
設計責任者登場で図面完成間近?かと思いきや
7月末に屋根の変更が必要と判明して設計同席の打ち合わせが8月のお盆明け21日でした。この時点で、正直不満はかなり大きかったですが解決を第一に考え打合せにのぞみました。
設計責任者の同席は正解でした。屋根形状の変更は1時間程度でまとまりました。小屋裏収納の位置変更もあったため営業担当だけでやっていたら2週間かかっても絶対解決には至らなかったと思います。
一部変更合意のための最終図面と見積もりを急いで作成してほしいと設計責任者にも念押ししました。
さすがにすぐ出てくるだろうなと過信していましたが押しが足りませんでした。
最終図面と見積もりが上がってきたのはそれから3週間後でした…。
最終図面作成を依頼してから約2ヶ月の出来事でした。この辺りからタマホームへの感情をもつことをやめましたw
5ヶ月かけてやっとの一部変更合意
- 2021年4月末 請負契約
- 2021年9月末 一部変更合意契約
結局5ヶ月を要して図面が確定したわけで、引渡を早めて年内に引越なんて希望はかなわない結果となりました。
なんだったら契約通りの2022年2月19日の引渡も、間に合うのか心配になるくらいです。
終わらない!?一部変更合意後に決める内容
一部変更合意が終わっても、あくまで間取りと建物配置が決まっただけで、むしろまだ道なかばです。
図面を確定させたことで、着工に向け役所への建築確認や長期優良住宅の申請手続きを進めながら打合せは続きます。
- 外装(屋根材及び周辺部材•窓•玄関扉)
- 内装色決め(床材•ドア)
- 照明
- スイッチ
- 外構
家の住みやすさや印象を決めていく重要な項目ばかりです。こちらはまた別記事にしていきます。
まとめ
今回はタマホームとの請負契約から一部変更合意までの打合せ内容をまとめました。
請負契約時から屋根形状は変更していなかったにも関わらず、一部変更合意の直前で北側斜線制限に抵触することが発覚!屋根形状と小屋裏収納の変更を余儀なくされる事態となりました。
タマホームの契約後の打合せには不満がありましたが、ショールームに通って水回りの設備を決めるなど楽しい時間となりました。
設計不在 タマホームの打合せ体制
- 営業が全ての窓口になるため営業担当の力量によって家の出来上がりが変わります。
- 質問の回答は時間が掛かる!
請負契約後の打合せ頻度と内容
- 我が家の場合は一部変更合意まで5ヶ月間、週1で3時間展示場に通いました。
- 一部変更合意までは間取りと建物配置の確定、オプションの精査をしました。
設備関係のショールーム見学
- ショールームは行ける範囲は行くことをお勧めします。
- コロナ禍で予約制になっているので特に土日しか動けない場合は早めの予約必須です。
2ヶ月の打合せが台無し・・・最終図面作成依頼1ヶ月後の屋根変更
- 請負契約から2ヶ月で一部変更合意のための最終図面作成を依頼しましたが、北側斜線制限に掛かっているため、屋根形状と小屋裏の位置を変更しなくてはならない事態に!営業主導で打合せが進んだ代償でした。
設計責任者登場で図面完成間近?
- 屋根と小屋裏の打合せにはタマホームとしての例外措置で設計責任者が同席し、変更内容はまとまったが、最終図面完成はそこから3週間後でした。
5ヶ月かけてやっと一部変更合意
- 当初予定より引渡を早めてもらいたい希望は叶わず、請負契約から一部変更合意まで5ヶ月掛かりました。契約通りの引渡も叶わない可能性も大です。
まだまだ終わらない!?一部変更合意後に決める内容
- 一部変更合意が完了しても、打合せはまだまだ続きます。スイッチの位置や電気配線など、生活に直結する重要な打合せが残っています。
最後までご覧をいただきありがとうございました。
今回の記事が家づくりの参考になったら嬉しいです。
それでは、バイバイ。
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